学生の権限の範囲を変更する

このページでは、比較的高度な内容を解説しています。どうしても必要な場合にだけ、仕組みをよく理解したうえで各自の責任で利用をしてください。

Moodleでは、コースで学生ができることを、初期の状態から変更することができます。以下では、学生に「参加者」を見せなくする方法を例に解説しています。

なお、初期の状態から権限を変更すると、多くの人たちが使っている状況とは別の状態になるため「他人に相談をすると大きな混乱をまねく」ことになります。権限には多くの種類があるため問い合わせにも適切に対応できません。作業は各自の責任で十分に注意しておこなうようにしてください。

権限を変更する操作手順

下記の手順で、学生ができることを制限できます。

  1. ユーザのパーミッションのページを開く
  2. 設定を上書きする対象として「学生」を選ぶ
  3. 変更したい権限の探して変更する
  4. 変更を保存する

1. ユーザのパーミッションのページを開く

(1) コースのトップページを開き、右上の歯車のメニューから「さらに…」を選択する。

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(2) 「コース管理」の画面が表示されるので、上部に表示された「ユーザ」をクリックしてタブを切り替え、そのタブ内に表示された「パーミッション」をクリックする。

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2. 設定を上書きする対象として「学生」を選ぶ

「高度なロールオーバーライド」の項目で「学生」を選択する。

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3. 変更したい権限の探して変更する

(1) 表示されているページが、自分のコースの学生のパーミッションを変更するページであることを確認し、画面を下方向へスクロールして、一覧の中から変更したい権限を探す(下図は、コース名が「サンプルコース(高橋)」の場合の「学生」の権限を変更する画面です)。

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(2) 変更したい権限のチェックボックスをクリックして設定を変更する(下の図は、学生に「参加者」を見せなくするために、「参加者を表示する」の権限を「禁止」に変更した例)。

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4. 変更を保存する

画面をページの一番下へとスクロールし、「変更を保存する」のボタンをクリックする。

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状態の確認

以上の作業で、学生からは「参加者」が見えなくなります。下図はコースのトップページの画面で、上が教員権限での見え方、下が学生権限に切り替えたときの見え方です。左側を見ると、学生権限では「参加者」の項目が表示されていないことが確認できます。

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